水曜聖書の学び

創世記35章 No.3:

先週はラケルの墓の話しに終始しました。ヤコブがベテルから南に下っている時、妊娠中のラケルが産気づき、子供を産みますが、その直後なくってしまいます。聖書には、非常に簡単な描写しか残されていませんが、ラケルの墓に関しては、ユダヤ人の間で伝説として、その後もかなり話題になっています。実は、今でもベツレヘムの町のはずれの所に、ラケルの墓として残っているところがあって、多くの人々が訪れています。ところが、それが本当にラケルの墓であるかどうかを疑う学者達も多く、本当は、エルサレムの北、ベテルの南のラマという町のどこかに、その墓があったと考えられています。それは、16節の「かなりの道のり」という言葉が、実は、アッカド語のベールという言葉と語彙を同じくしており、それは、「2時間の距離」という意味であることが分かったからです。つまり、人が二時間で歩くことのできる距離のことで、大体10キロメートルのことです。そうなると、エフラテの道(これはベツレヘムに南からつながっている道のこと)で、そこまでにまだ、10キロ程あるところでラケルが死んだことを示しています。そうなると、今のベツレヘムにあるラケルの墓は当然近すぎます。そこから北へ10キロというと、エルサレムの北にあるラマの位置に当たります。しかも、そこは、その後、ラケルの子孫であるベニヤミン族の住むようになった地であって、その地方がバビロニアによって滅ばされた時に、ラケルの嘆きの声がラマから聞こえることが、エレミヤ31:15で 歌われています。それは、ラケルの墓がそこにあったことを示唆していると多くの学者は信じています。しかし・・・・興味のある人はCDを聞いて下さい。