水曜聖書の学び

創世記42章、No.1:

ヤコブから遣わされたヨセフの10人の兄弟たちがいました。ヨセフは彼らを見るなり、すぐにそれが自分の兄弟たちであることが分りましたが、彼らには分りませ んでした。この話しの非常に面白い所は、ヨセフが彼らを知らないふりをして、通訳者を通して、エジプト語で話し続けている所です。この話しの見所は、エサ ウとヤコブの話しと同様、仲の悪かった者通しがどのように和解するかという点です。しかし、ヨセフの場合は、悪かったのは彼ではなく、彼の兄弟達です。和 解すべきだと言っても、彼らが自分たちの悪かったことを認めなくては、和解は成立しません。それを、どのようにして彼らに認めさせるか、つまり、どのよう にして彼らを悔い改めに導くかということが、一番興味のある所です。ヨセフは夢を解き明かすことに秀でていましたが、その知恵は、夢の解き明かしだけでは なく、こういったところにもあったのです。彼らを見た瞬間、すぐに自分がヨセフであることを打ち明けることも可能でしたが、なぜそうしなかったのでしょ う。もし、打ち明けていたらどうなっていたか。それにしても、知っているのに知らないふりをするとは、嘘をつくことと同じではないでしょうか。非常におも しろい話しです。