出エジプト記 10章 :

10章にはいなごの災害と、やみの災害の話が載っています。いよいよ、これらの奇蹟の話も最後の追い詰めにさしかかっています。パロの心がかたくなになったという表現は、この後一回しか出てこないのに比べ、神様が彼の心をかたくなにしたという表現は10章を含めてまだ7回出てきます。これは、あるである神のほとんど完全な支配が、すべてを最終的な目的に向かって運ばせていることを示しています。それというのも、パロが自分で神とモーセ、そして神の民に対して高ぶり、自分の心を変えようとしなかったからです。このレベルに達した人間の危険性は、イスカリオテのユダの例に見ることができます。パロは、このままではエジプトが滅ぼされてしまうという家臣達の忠告を受けて、やっとのこと民を行かせようと決心しますが、壮年の男だけは行っても良いが、子供や女達は置いて行くように命じます。そこで、次の災いがふりかかることになりますが、パロは、今度は人だけ行って、羊や牛は置いて行けと命じたりして、すんなりとモーセの願いを受け入れません。でも、考えてみれば、ここまでパロの心が動いて来たことは奇蹟であり、この辺で手を打ち、これを良しとして動物は残して人だけ脱出するのかどうか、あなたならどうしますか。そして、神様は何と言われるのでしょうか。


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