出エジプト記4章 No.4:

さあ、いよいよ、モーセはエジプトにもどることになります。ところが、その途中で、神様が彼を殺そうとされました。この箇所は、昔から難解な箇所としてよく知られています。さまざまな説がありますが、どれも今ひとつ納得できません。神様がせっかく励まし、その気になったモーセを突然殺してしまうなどとは、不思議です。しかも、良き神様を信じている私たちは、その神様が人を殺してしまう、しかも、神様の召しを受けて、それに従おうとする器を殺すなどとは、どう考えても理解できません。しかし、ちょっと目の方向を変えてみると、このように神の器となる人が、死にそうになる話は、結構あることに気が付きます。人を殺すことが罪であるという頭で読むと、神様がモーセを殺そうとした言葉そのものにつまずいて、そのメッセージが見えてこないだけです。たとえば、ヤコブのヤボクの渡しで、神(人)と戦った話がそうです。あれも不思議です。神に選ばれた器が、神に従って故郷の地に戻ろうとする所で、危うく殺されてしまう所でしたが、ももののつがいを打たれるだけに留まりました。イエス様を知らないと言って、裏切ったペテロも、その罪悪感で死んでしまう所を、復活したイエス様に会い、生き返り、神の器に変えられて行きました。パウロも、ダマスコへの途中でイエス様に会い、そのショックで死にそうになりますが、アナニヤの祈りによって生き返ります。さらに、イエス様がニコデモに、「人に新しく生まれ変わらなくては、神の国を見ることはできません。」と言われたことを考えれば、神様が、モーセの古い人間を殺し、神の器として新しく造り直そうとされたことは、何も不思議ではありません。


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